<春の庄内旅行>あつみ温泉と鼠ヶ関(山形県鶴岡市)
山形の日本海沿いを南下していくと、そこはすぐに「新潟」。
県境のあたりは、鼠ヶ関(ねずがせき)という地名なのですが、これは越後と奥羽の境にあった、関所の名前だそうです。
(奥羽古三関とは、白川関、勿来関、鼠ヶ関)
この関所、平安時代にはすでにあったという記述があり、かなり古いもの。
かの源義経が逃げてきて上陸したのが、岬の弁天島で、あの勧進帳のもととなる関所のやりとりは、この鼠ヶ関での出来事である…とか、逸話が残っています。
「関所」ということは、「境界」ということになりますが、ネーミングからすると、「奥羽」と「越国」という単純な境界ではなく、「日本(中央政権)」と「蝦夷(土着民の地)」という、深い意味があったような気がします。
昔、朝廷は自分たちの意に添わない人たちを蛮族扱いし、「鼠」とか、「土蜘蛛」とか、蔑称で呼んだようなので、「ここから先、鼠どもの国」的な名称に見えるわけです。(このへんの記載が、興味深いです…)
面白いことに、山形と新潟の県境には「日本国」という名前の山(標高555m)が、存在します(…とはいえ、この日本国の名前の由来については、諸説あるようです)。でも、「山」がつかない名称…というのは、意外に珍しいと思うので、何かこだわりがありそうです。
周辺には、「根津」とか「念珠」とか、好字表記のような地名も残っているようですが、地名自体は、鼠ヶ関のまま。
(余談)
←鼠ヶ関にある「村上屋の念珠の松」
盆栽を地植えして育てたら、枝が20mも地を這うように、伸びたという、立派な黒松。いまでは素敵な庭園になっています。
Google map(写真)でも、ちゃんと松がわかる…(笑)
臥龍松…という異名も、なるほど…と思えます。
ということで、この日の宿は、鼠ヶ関から少し山形に入ったところの、
「あつみ温泉」。
かの芭蕉も泊まったという、1000年以上の歴史があるという温泉。
少し熱めの源泉ですが、しゃっきりとした感じで、気持ちよいお湯です♪。
今回は、お料理が自慢という、「かしわや旅館」に泊まりました。
実は、日本海沿岸の温泉旅館って、憧れだったんですよね~。
温泉入ってくつろいだあと、ゆったりと海の幸を食べる…というのは、とても贅沢な楽しみだと思っていたのですが、学生時代にはお金がなかったしねぇ…(^_^;。社会人になったら、なかなか旅行する機会がなくて…(^_^;。
しかも、憧れの本場のズワイガニがついていたし!(笑)。これで、前から、カニカニエクスプレスに乗れなくて悔しかった溜飲が下がりましたよ…(大笑い)。
…ということで、かしわやさんで満喫した夕食を紹介。
<前菜>
玉こんにゃくを見ると、「あぁ、まだここは山形!」って思います(笑)。シソ巻きも東北の名物です。胡桃味噌をシソで巻いて揚げたもの。香ばしくて美味しいです。
<刺身> ※2人分
どれもこれも、新鮮なので美味しい~です。
アワビ、ニシバイ貝、甘エビ、カンパチ、鯛、イカ…等々。
<酢の物>
日本海でとれたズワイガニです!しかも、身がたっぷり入っていました。う、嬉しい~♪日本海沿岸で美味しいカニを食べたい…というのは、25年越しぐらいの野望ですよ!!。←野望長すぎ!(笑)
<焼き物>
サクラマスのポワレ~ビネグレットソース(ちょっとだけ洋風)。
ちょうど春はサクラマスの季節とかで、とても大きな切り身で美味しかったです。うん、温かかったら、もっと美味しかったかも…
<焼き物>
海鮮類のグラタン。ホタテとか甘エビとかがゴロンゴロン入っていました。これは出来たての熱々を持ってきてくださったので、嬉しい。
<揚げ物>
地元の山菜と海老などの天ぷら。
山菜づくしでも、個人的には嬉しいですけど…(笑)。
<ご飯>
この日は,あつみ温泉のお社でお祭りがあった日だったため、特別にお赤飯を出してくださいました。白いご飯もあったのですが、おこわ好きのため、お赤飯ばかりをバクバクと…(笑)。
<汁物>
孟宗汁という、庄内地方の春を代表するお料理なのだそうです。
筍と厚揚げを、味噌と粕で煮るとかで、筍のフレッシュな味と味噌と粕の深みのある汁が、美味しいのです!
<香の物>
上の赤いのが、この地域の名産、「あつみ赤カブ漬け」。
あつみ地域だけで栽培される、伝統野菜です。
生の「あつみ赤カブ」も見てみたかったですが、季節が違ったとかで、「道の駅あつみ」では置いてありませんでした(泣)。でも「漬け物」は美味しいですよ!
ちなみに、「赤カブ漬け」というと、私の中では飛騨高山の赤カブ漬けを思い浮かべるのですが、もしかしたら、このあつみ赤カブを飛騨に持ち込んだのが最初…という説もあるようです。おぉっ!またまた繋がった!
さて、翌日は新潟県に南下し、関越道で戻る予定です。
(その途中で、ちょっとだけ、寄り道予定アリ…(笑))
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