八重島4島巡り<2日目>「西表島編」
<2日目>
今日は、石垣島港から高速ジェット船に乗って、西表島に向かいます。
石垣島→西表島(大原港)は、約43kmなので、高速ジェットフェリーで35分。
島に「人」や「もの」を移動するには、フェリーしか手段がないため、重要な足です。
西表島といえば、実は沖縄本島に次いで、2番目に大きい島です。
とはいえ、島の90%が亜熱帯の原生林に覆われており、島全体が国立公園に指定されているとのこと。日本の最後の秘境…というキャッチコピーもありました(笑)
西表島といえば、「イリオモテヤマネコ」が有名ですが、それ以外にも、カンムリワシ、セマルハコガメなど、15の国指定天然記念物がいるそうです。
←「イリオモテヤマネコ」の目撃情報を集め、注意を喚起したり、「ネコ専用の通り道(トンネル)」の設置といった、保護活動も盛んです。生息数は100匹ぐらいで、夜しか活動しないので、殆ど昼間には見ることができないようです…残念!。端的に言って、この島では人間より、これらの動物を保護する方が優先されているんですね(笑)
また、西表島は水資源が豊富で、大小合わせて約40の川が流れており、その多くの河口付近にマングローブ林が広がっていることでも有名です。
仲間川流域のマングローブだけで、日本全体のマングローブ面積の約4分の1を占めるらしい。
ところで、
【なぜ「西表」と書いて「イリオモテ」と読むのか】
これは、小学校の社会の時間とかに悩みませんでしたか…(笑)。長い間の疑問でしたが、今回、やっとその理由がわかりました。
理由は、沖縄地方の言葉!
◆沖縄における「方位の名前(呼び名)」
北→ニシ
南→ハイ(ヘー)
東→アール(アガル・アガリ)
西→イリ(イル)
沖縄では、西は「イリ」と読むために、西表は「イリオモテ」となるのですね。
同様に、西表島の北端に「ニシ崎」という地名がありますが、これも「北崎」の意味…となる。
さて、ツアーではまず、仲間川クルーズへGO!。
←30人ぐらいのクルーズ船に乗ります。
乗り込むときに結構揺れるのが怖い…(^_^;。
でも、小さくないと、川を遡上できないのですね。
河口からどんどん仲間川を遡上していきます。
もちろん、両側はマングローブの林!!!
しかし、岸から川の中までマングローブに占有されているので、昔からこの島の人たちは、「川で洗濯」ということは出来なかったのでは…(笑)
ところで、
【マングローブという名前の木は無い】って、ご存じでした?
←こういう風に、根っこが水面より上に出ている木を見ると、「あ、マングローブだ」と思っていたのですが、実は、「マングローブ」というのは、熱帯 - 亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に成立する植物の総称…なんですって!なお、根っこが水面上(地表)に出るのは、主に泥質の中は酸素が不足がちになるので、呼吸するために出てくるのだそうです。
ということで、日本国内で「マングローブ」と称されるのは7種。
→メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ハマザクロ、ヒルギダマシ、
ヒルギモドキ、ニッパヤシ
日本では、自然分布の北限が沖縄~奄美諸島と言われていますが、7種類全部の植生が見られるのは、この西表島の仲間川流域のみとのこと。
(遠目には、見分けが付きにくいですが…(笑))
また、このマングローブの林は、さまざま生物をはぐくむ場所でもあり、珍しい甲殻類、貝類、昆虫類、鳥類などがいるのだそうです
←(一例)ヒルギシジミ
シジミといいながら、ウソのような大きさです。
シジミのおみそ汁作ったら、一人一個ですね…(笑)でも身は小さいそうです
←写真左側の、水面約1m上にペットボトルが見えます。
これは、地元の漁師さんが、カニ漁の籠を仕掛けている目印とのこと。このあたりでは、大型の「ノコギリカザミ」が取れるのだそうです。
この日の夕食オプションで、このノコギリガザミを注文しましたので、その大きさは、後ほどリポート!(笑)
ツアーでは、川の上流で一端上陸し、日本最大の
「サキシマスオウノキ」を見に行きます。
サキシマスオウノキとは、湿地の内陸に生息し、板根と呼ばれる、板状の根っこが特徴です。昔は、この板根を船のオールに加工していたという話しも残っています。
しかし、なんと言っても、この樹の大きさが圧巻なのです!
写真では樹の縮尺がわかりにくいかもしれませんが、この板根の生え始めている部分から、地面までの高さが330cmあるようです。(だいたい、大人の身長の2倍です(笑))
樹齢が400年とも言われ、その大きさに圧巻されます。
←樹の横にあった解説書。
人間の手が入っていないからなのか、それとも亜熱帯気候のせいなのかわかりませんが、何もかもが「大きい」印象が…(笑)。
こういった稀な自然の状態を見学できる…ということも感謝ですが、こういった自然の環境を維持していかねばならないのも事実。
失いたくない、日本の貴重な財産だなぁ…と思いました。
なお、西表島トリビアとして2つほど。
【西表島には、信号が2つしかない】
信号って、何のために必要なんでしょうね…。
普通は、「車や人の交通を整理し、お互いが安全に走行できるためのもの」の筈ですが、ここ西表島では、信号で交通を整理するほど、道路が混まない!(笑)。
…となると、何のためにあるかといえば、「子供達に『信号』の意味を教えるため」(安全教育)。
西表島の中だけで生活するには、信号は必要ありませんが、八重山諸島の中で、高校は石垣島にしかなく、大学は沖縄本島か本土のみなので、高校生になったら、嫌でも信号機を知っておかねばならないってことですね。
(なんで2つか…というと、大きな集落が2つあるから…だそうです)
【西表島の電気は、石垣島からやってくる】
西表島には発電所がないので、隣りの石垣島から海底ケーブルで、電気を送ってもらっているとのこと。逆に、西表島は水が豊富なので、これまた海底チューブで真水を石垣島等に送っているとのこと。
確かに、こういった離島で「電気・真水」は、重要なライフラインなので、それぞれの島の得意技で、協力しあっているようです。すばらしい…!
では、このあとツアーは、西表島のすぐ隣りにある「由布島」へ、水牛車で渡っていきます。
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