北海道は美味しいモノがいっぱいあるけれど、個人的にはあえて「牛乳」入れてあげたい!(笑)。
…いや、単に私が牛乳をこよなく愛しているから…なんですが(^_^;)。
朝、牛乳を1杯飲まないと一日が始まらない感じ。かなりモチベーションに影響します(笑)。なので、出張中などは牛乳確保がかなり必死(笑)。
みなさんは普段、スーパーとかで牛乳を選ぶとき、何を基準にしますか?
やっぱり値段?脂肪分?消費期限?メーカー?…
実は我が家は、おいしさ(笑)…もとい、殺菌温度(低温殺菌)ですかね。
もともと、牛乳本来の味や風味や栄養を失わずに、有害菌の殺菌をするならば、63~65度30分というパスチャライズド法(低温殺菌)で大丈夫なのですが、牛乳パックを見ると、おおよその牛乳は120度2~3秒といった超高温殺菌法です。
まぁ理屈では、高温のほうが菌は確実に死滅するだろうし、冷蔵条件がよくなくても品質が落ちにくいし、消費期限も延びるという流通上の利点が多く、多くの牛乳メーカーには都合がよいのかもしれません。品質保持期限として、超高温殺菌の牛乳は8日間(ESLは12~14日間)、低温殺菌は5日間となります。
…じゃあ、そんなに良いモノなら日本全国、全部の牛乳が超高温殺菌になるかというと、そうではないんですね(笑)。
やはり、牛乳本来のおいしさや味を追求するのであれば、「低温殺菌にこだわる」という、気骨あるメーカーや生産者も、まだまだいらっしゃるのです。
低温殺菌の牛乳は、マイルドで風味が高く、牛のエサや健康状態によっても、味が変化してしまうほどの繊細なものです。
よって、低温殺菌で出荷する…ということは、原料乳の品質が高い証しでもあります。牛乳の製造に関するHACCP(ハサップ)認証では、原乳が、より厳しい品質条件をクリアーしない限り低温殺菌による製品を認めていないのです。
よって、北海道の牛乳は「品質と味に自信あり!」と、低温殺菌の牛乳がとても多いのです。私にとっては、ミルクパラダイス♪!(笑)。
…ということで、目に付いた(手当たり次第)牛乳を飲み歩いてみました。
◆「山中牧場」
札幌の西南、赤井川村にある「山中牧場」。
札幌から近いので、「ちょっと美味しい牛乳を飲みにいこう~」と、気軽に出かけられるスポット。
牧場の横がドライブインみたいになっていて、ソフトクリームや牛乳を楽しむことができます。
牛乳は雑味がなく、どちらかというとサラリとして飲みやすいタイプ。

ここのオーナーは「消費者と生産者の接点」に拘っているため、スーパー等に卸さず、宅配と牧場売店のみでしか販売しないとのこと。なので、こここに来ないと、この牛乳は飲むことができない…ってことですね。
最近、新製品としてバター(有塩・無塩)が出ました。喜んで買いましたが、まだ味見してません(笑)。
◆山本牧場
今回の牛乳を巡る旅(?)のキングオブミルクは、ここ山本牧場のミルクですねぇ。
涙が出そうなぐらい、美味しくて感動しました。
道東の旅行中に偶然立ち寄ったスーパー(A-COOP計根別(けねべつ))で入手したので、「あの時、あのスーパーに寄らなかったら、きっと巡り会えなかった!?」と思うと、感慨深いものがあります。

ビン牛乳で、フタ近くにクリームが固まっているのが見えます(ノンホモジェナイズの王道ですね)。
ビンの裏側にいろいろと説明書きがあるのですが、飼料は有機農法の牧草のみ、完全放牧自然飼育(一年中外)とのこと(実はここまで徹底した育て方は北海道の中でも珍しいのだそうです)。
飲んでみると、ノンホモ特有のクリームのブツブツ感がありますが、ミルクの風味とコクが口の中に強烈に広がり、「美味しい牛乳飲んだー!」という感動が襲ってきます。
自然に近い形で牛を育てているので、季節によっても牛乳の味が変わるようです。HPを見ると、春~夏牛乳と、秋~冬牛乳のラベルが違う…(笑)。
◆乾牧場
これも道東(中標津)の乾牧場でとれる、ノンホモジェナイズ、低温殺菌の牛乳で、道東のヘーゼルグラウスマナーの朝食で飲むことができます。
コクや風味も申し分なく、美味しいのですが、その前日に山本牧場の牛乳を飲んでしまったため、ちょっと感動が薄れてしまったのが残念。
きんきんに冷えていると、のどごしは美味いのですが、牛乳の風味や甘みなどを楽しむには、もう少し室温に近づけたほうがいいかもしれません。
◆想いやり牛乳
無殺菌のしぼりたて牛乳を、「生乳(せいにゅう)」と言いますが、普通は市場には出回らない(出せない)ものです。
この貴重な無殺菌牛乳を、日本で唯一味わえるのが「想いやりファーム」の「想いやり牛乳」。
簡単に「無殺菌」と言っていますが、牛乳を無殺菌でも大丈夫な品質に維持するのは、かなり大変なこと。そのためには、健康な牛を育てることはもちろん、その搾乳の衛生状態や、搾った後の品質管理なども厳重なのでしょうね。
この「想いやり牛乳」は、大腸菌や有害な菌を一切含んで折らず、他の(殺菌後の)牛乳より菌数が少ないのだそうです。びっくり!
さらに、ビンの裏側の、乳等省令による牛乳の分類表示を見て、さらにビックリ。「特別牛乳」っていう分類を初めて見ましたよー!
「特別牛乳」:(全国飲用牛乳公正取引協議会より)
特別に認可を受けた衛生的レベルが非常に高い施設で搾乳された生乳を処理したものです。殺菌方法は、無殺菌または低温殺菌(62~65度 30分)しか認められていません。乳脂肪分3.3%以上、無脂乳固形分8.5%以上、菌数3万以下(牛乳は、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上、菌数5万以下)。
現在、全国7ヶ所が認定をとっている。
飲んでみると…水みたいにサラサラしています。
「あれ?」と首をかしげてしまうぐらい、あっけない(笑)。香りもほとんどありません。
(牛乳の香りは、殺菌時のタンパク質の焦げ臭なんだそうで、無殺菌な想いやり牛乳には、もちろんそういった香りがありません)
いままで牛乳と思っていたものとは明らかに違います。
ソフトクリームにおいては、まるで「しゅっ…」と溶けてしまい、ミルクシャーベットのような感じです。
隣では、同じように牛乳を飲みに来ていたと思われる方々が、みな一様に「美味しい~♪」と叫んでいるのですが、牛乳らしさと思っていた、香りやコクやのどごしが、感じられないことが「美味しい」ってことなのー?(泣)。
パンフにもあるように、牛乳本来の優れた成分(殆ど殺菌時に失われることが多い)が生のまま活きており、お腹ゴロゴロもしないと言われる生乳が優れているのは、理屈としてわかるのですが、私の舌としての結論は、
「例え、生乳に比べて若干成分が死んでしまったとしても、私は低温殺菌牛乳の味と風味のほうが好きー!」です(笑)。
◆放牧牛乳(十勝しんむら牧場)
しんむらさんは、池袋東武の「大北海道展」にも何回か出店していたので、我が家ではかなり前から知名度大!(笑)。
でも最近、ミルクジャムばかりの出店で悲しい!ぜひ、牛乳とクロテッドクリームを持ってきてください~(笑)(品質管理の難しいモノばかり頼むけど…)
「十勝しんむら牧場」の放牧牛乳です。
帯広駅のエスタ西館に、「十勝しんむら牧場クリームテラス」が入っているので、ここで買うのが便利。でも、900mlの大瓶しか売っておらず、クーラーボックスに入れて、必死に持ち帰ってきました。
ノンホモジェナイズドなので、クリームは浮かんでくるのですが、濃すぎず薄すぎず、「飲み応えとのどごし」のバランスが絶妙なのです。やっぱり、しんむらさん美味しい~♪

<おまけ>
そんな質の高い牛乳でつくる「クロテッドクリーム」は、滅多に手に入らないもの。日本でクロテッドクリームを創っているのは、中沢乳業とここだけではないかと…。
ばっくり言うと、生クリームとバターのちょうど中間のようなクリーム。半固形だし…
イギリスにいらっしゃった方には、当たり前のことかもしれませんが、アフタヌーンティーで、焼きたてスコーンに添えるのが王道かと…。
…ということで、毎日どこかで「美味しい牛乳」を飲み歩いていた北海道旅行。
関東に帰ってきたら、めっきり低温殺菌牛乳のチョイスがへっちゃいまして、ちょっと悲しいです(泣)。
ちなみに、普段飲用として、紙パックの低温殺菌牛乳で気に入っているのは、ヤツレンのポッポ牛乳(低温殺菌)。とはいえ、長野県のツルヤに行かないと手に入らないので、普段はタカナシの低温殺菌牛乳 ですかね。(湯田牛乳公社の「厚子」も美味いです)。
あと、穴場は池袋駅北口の「牛乳バー」(笑)。今の期間は、岩手の葛巻牛乳が飲めます!
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